有名な観光地の代表格と言えば京都だ。
インバウンドでも大人気で、京都の街中、四条あたりは外国人だらけと言ってもいい。
東京や大阪と比較して、京都は電車網が言うほど便利ではない。
そのため、必ずと言っていいほどバスを使うことになる。
外国人は大きなスーツケースでも平気でバスに乗せようとするので、バスが発車できないという事態になることも。
「そんな大きなスーツケースどこに売ってんだ?」
と思うほど、大きなスーツケースを引きずっている外国人をよく見かける。
京都の街中は、外国人対応の表示になっていて、飲食店も多言語対応になっていることが多い。
母国語で見られる外国人にはうれしいだろうが、日本人にとっては見にくい。
そんな中で、1つのメニューだけで頑張っているお店がある。
名前こそ伏せるが、お店に訪れる外国人はほとんどいない。
韓国人を見かけるくらいだろうか。
日本家屋の中庭を眺めながらいただくのは、味だけでなく心も落ち着く。
男性には物足りない量だが、女性だと十分満たされる量になっている。
料理そのものも美味しいのは当然だが、一緒に出されるスープがこれまた美味い。
胡椒を効かせていると思われるが、旨味が強いのでさほど気にならない。
量は多くないので、すぐに食べ終わってしまうのが残念なところ。
「また来たい」
と食べ終わった瞬間に思ってしまう。
外国人が押し寄せるようになったら、うるさくて味わうどころではなかっただろう。
日本家屋の雰囲気も台無しになってしまう。
神社仏閣は昔のままの姿で遺されていたり、綺麗に再建されたり、配慮されているのを感じる。
一方で、昔からある飲食店は姿を消して、こぎれいでオシャレなカフェやレストランに変わっていく。
飲食店だからこそ、昔ながらの風情を残してほしいと思ってしまう。
歴史的な遺産は、大きな財源でもあることは十分理解できる。
一方で、歴史的な遺産が多いからこそ、街の景観にそぐわないあまりにも近代的な建造物を作ってしまうのは悲しいことだ。
有名でなくても素晴らしい場所は、そのまま残してほしい。